ゲージについて本気出して考えてみた

編み物
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はじめに

冒頭に申し上げますが、わたしはキツ手です。

編み物を始めた齢一桁の時から既にキツ手でした。
靴下編みなども、一般的には1号(2.4mm)または2.5mmが使われるシチュエーションで、2号(2.7mm)または2.75mmの針を使っています。

更に、先日編み物友達に、Opalを3号で編んだショール? ストール? を見せていただいたのですが、わたしが3号(3.0mm)で編んだとしても、どう頑張ってもそうはならんだろうというふんわりした仕上がりで、あり体にいうとちょっと絶望しましたね。世界はここまでふんわりしているのかと(?)。

そんな中、amuhibiさんでGAVSTRIK Shawlのセットを購入してしまいました。初めて編む英文パターン、なんならこんなにお高い糸なんて初めてですけど、という状態の中で、各SNSをチェックしていたところ、どうやらキットの糸長が結構ギリギリだったり足りなかったりするらしい。

ということで、現在のわたしのキツ手具合を確認すべく、一回本気を出してゲージについて考えてみることにしました。

準備

検証方法

今回購入したGAVSTRIK shawlのキットには、針の太さ(3.50mm指定)が書いてありましたが、これを15cm×15cmのメリヤス編みで編んで、アイロンかけてゲージを取る、みたいな糸長の余裕はなさそうです。

そのため、メリヤス編みの往復編みを太さの似た別糸で、針の太さを変えて編んでみて、その毛糸に記載されている標準ゲージと、現物のゲージを比較する形で、「標準的なゲージとどれだけ乖離があるか」を検証したいと思います。

今回はユザワヤのメリノクイーン(標準ゲージが2~3号で26~28目、38~40段)を3~6号の針でそれぞれ45目61段(一番細い針で編んで15cm×15cm角位の目数段数になったのがそれくらいだった)編んでみて、スチームアイロンを当て、乾いた状態でのゲージを計測します。

材料

ユザワヤのメリノクイーン各種。

お花モチーフを編むときに使用したものの残りがめちゃくちゃたくさんあります。猪谷さんの靴下で少しは消費しましたが、使用できたのは吹けば飛ぶくらいの量です。恐ろしくて在庫が何玉あるか数えられない。

道具

今回のGAVSTRIK Shawlは竹の輪針で編もうと思っていたので、竹製の針にしました。
ただ、輪針は一部出はからっていた号数がありましたので、Sheeplさんの5本針(在庫限り廃番品)とハマナカの靴下用5本針にて検証を行いました。

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検証

結論

いきなりで恐縮ですが、結果は下記の通りでした。

今回の毛糸の標準ゲージは棒針2~3号で26~28目、38~40段です。

号数スチーム前の重量スチーム前のゲージスチーム後のゲージ
3号キャメル7.4g31目42段32目42段
4号水色8.3g28目38段28目39段
5号薄茶8.5g27目37段27目36.5段
6号黄緑9.0g27目36段25目35段
  • 予想通り、糸ラベルに指定の棒針3号で編むと、標準ゲージより小さくなった。編地が硬くて張りがある。持ってもあまり垂れてこない。
  • 4号にすると、スチームの有無にかかわらず丁度いいゲージになった。
  • 5号でもいけそうな気がする。作るものによって4号と5号を使い分けるといいかもしれない
    (=わたしの場合、指定棒針2~3号を4号と読み替えるべきでは?)
  • 6号になると完全に標準ゲージから外れる。ただし、ショールや透かし編みなどの時には一考の余地がありそう。

尚、今回のゲージは竹の針で平編みですので、輪編みになったり針の素材が変わると若干変動する可能性があります。

また、スチーム前のゲージとスチーム後のゲージを比べた場合、ほぼ同じだったり若干異なっていたりする場合があると思うので、スチーム前後でもそこまでサイズは変わらないんでしょうか。こればかりは試行回数が少ないのでちょっとわかりません。素材によっても差が出るでしょうね。

サイズ感はこんな感じです。

今回の検証結果の、指定針より1~2号上げて編むと丁度いい塩梅になる、というのは、今までのわたしの実感とも合っています。

実際、わたしはOpalの4本取りで靴下を編むときは、一般的には1号を使用する中で2号を使っていますし、先日フェアアイル帽を編んだ際にも、本では2~3号指定でしたが4号(メリヤス編みの段)と6号(編み込みの段)を使用して、丁度いいか若干ゲージ大きかったかも、くらいの仕上がりでした。

GAVSTRIK Shawlを何号で編むか?

先ほども申し上げた通り、わたしが購入したキットについて各SNSやブログの検索をかけると、糸が足りなかったりギリギリになったりしているようなんですね。

キットでは3.5mmの針が指定されていましたが、今回の検証結果から考えると、わたしは指定の針より1~2号針のサイズを上げると良さそうです。

また、日本の針の規格(わたしが使おうと思っている針は日本の規格の竹の針です)には3.5mmというサイズがありません。
それに近い針は4号(3.3mm)、5号(3.6mm)ですが、わたしは指定の針より1~2号ゲージを上げた方が良さそうなので、今回は6号(3.9mm)で編んでみようと思います。

糸が足りなくなったらどうしようかな……。そこを考慮すると5号にしても良かったんですが、もう生来のキツ手なので、このままいってみようかと思います。

おわりに

普段あまりゲージを取らず、というかまともにゲージを取ったのが今回が初めてくらいの勢いでしたので、とても勉強になりました。
スチームを当てる当てないにも諸説あるようですし、本当に奥の深い世界ですね。

発見も多くあったので、皆さんも是非一度やってみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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