はじめに
DMC マグナムツイードでニットベストを編んでみました。初めてのウエアです。
ずっと靴下を編んでいたのになぜ急にウエアなのかというと、前回透かし編みの2wayショールを編んだときに、「なんとなく今ならウエアいけるんじゃないか?」と直感したからなのでした。
なんか、透かし編みをしているうちに、もう減らし目なんて怖くないと思ったんですね。
よくわからない根拠ですね!
材料と道具
レシピ
初めに申し上げますと、私は身長168cmで、身長バーン! 肩幅バーン! 胸囲バーン! な体形です。ついでにいうと腕も長いです。骨格診断でいうと、どっからどう見てもストレートなタイプ。
なので、はなっからレディースのMサイズが入ることは期待しておりません。頼るのはメンズのレシピ。
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わたしはこの本のKindle版を入手しました。
シンプルデザインのメンズニット
参考にさせていただいたのは、この本の「Vネックベスト」です。
これを選んだ理由は、マグナムツイードで取ったゲージとこのベストに記載されているゲージがぴったり一致したことと、今後Vネックのセーターを編んでいきたいと考えたからです。
首が短くて胸が大きいので、襟の詰まった丸首セーターはどうしても太って見えてしまうんですよねー。
今回は、メンズMサイズのレシピを採用。レシピ上は編み込み模様ですが、今回はすべてメリヤス編みで編みました。
材料
DMCのマグナムツイード 色番624番です。写真、左側は大きさ比較用のマウスです。
DMC 毛糸 特価 DMC Magnum Tweed マグナムツイード 624 dmc-mag-tweed-624 価格:2,156円 |
ユザワヤで見かけていて、ずっと気になっていた糸です。
1玉400g、糸長840mで、指定針は5mmです。
74%アクリル、20%ウール、6%ビスコース。
この糸であれば、多少間違えたとしても、残り糸で惜しげもなく編めるしいいなーと思って購入しました。
触った感じは、アクリル74%というだけあって、結構アクリル感が強めです。ただ、編んでいるときこそ気になりますが、身に着けるとそこまでキシキシした感じはないです。
ネップ部分の発色がいい感じ。
道具
クロバーの棒針セットを使用しました。使用針は11号の玉付き針と8号の4本針。それからほつれ止めを使用しました。とじ針も入っているけど、今回はいつものかぎ針セットのものを使用しました。
Clover 匠 棒針セット II 45-135
それから、袖のゴム編み部分のみSheeplオリジナル輪針80cm、8号。
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あとはいつものかぎ針セットより、肩部分の合わせ用にかぎ針7.5号と、ゲージ用ものさし、とじ針を使用しました。
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編んでいる途中のこと
以降、初めてウエアを編んだ際にわかりづらかったことや、実際に編んでみて苦労したことを列挙していきたいと思います。
ゲージ
初めてまともにゲージを取ってみたのはいいものの、ゲージの目数と、実際に作品を編んだ際のゲージとが違いました。
いつもは1号針でソックヤーンを編んでいるので、ゲージを編んでいるときはまだ極太毛糸に手が慣れていなかったこと、普段は往復編みをせず輪編みばかりなので、往復編みだと調子が狂うこと、このあたりが原因なのではないかと思いました。
横幅は本より小さくなっていたものの、丈に関しては今回の長さでちょうどいいことがわかったのと、Vネックを作る際はもう少しだけ幅広、深めのVを作るほうが好みということがわかったのは収穫だったかなと思います。
〇段ごとに〇目〇回繰り返す
4-1-2減とか、2-1-2増とかいうやつです。
これがねー、最初何言ってるかわからなかったんですよねー。
対策として、「リピートしたくなる棒針編みの冬小物」の中にアランセーターのレシピがあり、4-1-2みたいな表記と編み図の両方があったので、そこを見ながら少しずつ理解していった感じです。
右と左で2目以上減らすときは、伏せ目を行う関係上、左右で1段ずつずれるということを理解するまでに、多少時間がかかりました。
リピートしたくなる棒針編みの冬小物 私が編みたいニット【電子書籍】 価格:1,210円 |
後ろ身頃は頭で考えながらどうにかしたのですが、前身頃。
袖の減らし目とネック部分の減らし目が左右で同時に4-1-2みたいな表記で記載されていましたので、編地の左右で違うことを考えなければならず、困りました。
対策として、エクセルを使うことにしました。
細かい過程は省略しますが、正方形のセルを横幅分作り、目があるところに1、ないところは空欄にしていくという作業を、袖部分と襟ぐり部分でそれぞれ行い、編んだ段には色をつけていきました。これで大分わかりやすくなりました。
わき部分へのマーカー
左側部分、とじるときに左右が合わず、最後で無理やり帳尻を合わせている関係で、汚くなってしまいました。
例えば10段ごととか、都度マーカーをつけていったほうが、途中編み間違ったときなどにも確認しやすくて良かったかなと思いました。
かぶせ引き抜きはぎ
手持ちの本には載っていなかったので、編み友とネットの力を頼りました。
というか、「シンプルデザインのメンズニット」の本、かぶせ引き抜きはぎを指定している割には巻末にやり方が載っていないんですよね……。なんていうか、編み物の本ってこういうことよくあるよね……。
襟ぐりと袖の拾い目
最初は「棒針編み きほんのきほん」を見て、真面目に1目1目拾っていたんです。
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ただ、全部拾うと指定の目数よりどうしても増えてしまうことがわかりました。
最終的には飛ばし飛ばし拾いました。そうでもしないと目数が合わないので。
こう、「〇-〇-〇減」についてもそうなんですけど、ウエア作りってもしかして靴下編みよりかなりファジーな世界だったりしませんか……?
おわりに
紆余曲折経ましたが、棒針編み再開から約1年、どうにか初めてのウエアを完成させることができました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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