はじめに
猪谷さんの靴下について深く考察し、エクセルシートまで作ってしまった話は下記でしましたが、どうしてもわからない点がありました。
今回、段染め糸や中細毛糸の使い切りという意味合いもあり、検証に移ってみることにしました。
また、今回使った段染め毛糸を、下記の猪谷さんの靴下を編んだ時も使用しています。
材料と道具
材料
左がユザワヤのフリーソックの色番D56-06。前に編んだ靴下の残りが半分程度あったので。
左はマンセルのメリノクイーン(右下以外)、右下がパピー ニュー2PLYです。本当は濃紺のメリノクイーンも使っているのですが、写真には写っていません。
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道具
クロバーの靴下用5本針 5号です。
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編んでいる途中のこと
猪谷さんの靴下を履いていて思ったこととその対策
とりあえず下記しますね。
その1 ソックヤーンではないので、洗っているうちに中からでかい毛玉がでてくる
いやそうなのよ。ソックヤーンは洗えるウールですよ、というからてっきり「縮みづらいです」「摩擦に強いです」くらいの話かと思っていたんですが、考えてみたら普通の毛糸を普通に洗濯したら毛玉ができるんだった。これはあの……、すいません普通に気付いてなかった点です。
対策としては、時々ひっくり返すなり、中に手を突っ込むなりして毛玉を除去してあげることくらいでしょうか。もしくはソックヤーンで編んでしまうのもいいかもしれません。もったいないけど。
その2 思ったより縮まない
これは恐らく、猪谷さんの時代と現代の毛糸製造の技術力が異なるからとか、羊毛そのものの質が違うからとかという話で、こちらとしてはどうしようもないんですが、まあなかなか縮まないです。ずっとでかい。
対策としては、猪谷さんの表に書いてある足長より1個小さいサイズで作ることくらいでしょうか。
今回これを検証してみるべく、前回の靴下より0.5mmほど小さいサイズを狙って作ってみました。
同じソックヤーンを使いましたけど
左が前回、右が今回ね。
写真の色調違うんだけど、無視してください。
前回は、「ソックヤーン + ピンク + 様々な色」の組み合わせ。前半はオレンジやピンク、後半が青多めにした記憶があります。
今回は、「ソックヤーン + 青 + ピンク」の組み合わせ。
こうやって見ると、同じソックヤーンを使っていてもかなり印象が異なりますよね。
どちらがいいかは正直好みだと思うのですが、色々な色が入った段染め毛糸があるなら、色々な半端糸を使ってみるのも楽しいし、編地に変化が出るので良いかもしれません。
ただし、下記のような糸始末地獄に陥りますのでそこは自己判断で。
糸ちょっと足りなかった問題
段染め毛糸が2足目のつま先の減らし目をしている途中で尽きたので、そこはメリノクイーンを追加しました。
また、かかとで今までの中細毛糸3本→4本に増やすんですけど、そこの追加した糸の色が左右で異なります。なんか、使い切りたくて。でもそんなに目立たないよね。
ちなみに、わたしは足のサイズが25.5cmですが、猪谷さんの靴下2足というか2ペア分、100g・420mくらいのソックヤーンを履き口から爪先までずっと使っていて、最初から最後までほぼ編めました。23.5cmとかであれば、余裕でソックヤーン1玉で2足分くらいとれるはず。
ということは、1足(片足)で105mくらい使う計算になるんかな。
よろしければご参考までに。
メモ
- 使用糸:マンセル メリノクイーン 1072、パピー ニュー2PLY 217、計154.9g。
- 目数46目、足の長さ250mmで、5号針で薄く編むレシピ。本にないところはちょいちょい捏造。
おわりに
もう夏なんで、秋以降に縮みの検証ですね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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