Retrosariaの毛糸を個人輸入しました

はじめに

円安が続く中、生活の様々なものが値上がりしておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
わたしは、地味に梅雨あたりの玉ねぎの不作による値上げがしんどかったです（円安あまり関係ないやつ）。玉ねぎ、お前偉かったんだな……。

で、このままいくと、日本における輸入毛糸の小売価格も値上がりしてしまうのではないかという不安に駆られたため、ユーロがとんでもない為替にならないうちに、いくつか欲しいものだけでも毛糸を買っておきたいという心と、Retrosariaのプロジェクトバッグが以前から欲しかったので、公式サイトから購入し、個人輸入してみました。

尚、わたしは以前に仕事でEUからの輸入を手掛けたことがありましたが、細かいことは向こうの工場の人や通関業者、社内の担当の方にお任せしていたので、インボイスには価格が書いてあるよねーとか、パッキングリストってあったなーとか、FOBとかCIFとかってインコタームズって言うらしいよ、くらいの薄い知識であるために、細かいことを尋ねられてもよくわかりません。

わたしが調べてもよくわからず、仕事で輸出を手掛けているものの個人輸入はさっぱりな旦那氏に尋ねてもよくわからなかった点については「ここがわからなかった」みたいな感じで書いているので、逆にそのへんどうなっているのか、詳しい方がいらっしゃいましたらインスタのDMかコメントで教えてください。
旦那氏曰く「輸入の方が輸出より数段楽」とのことで、わたしもそう思います。逆に言うととこのくらいの知識でも、ポルトガルからの貨物は届きます！

購入サイト

Retrosariaの公式サイトで購入しました。

こちらのサイト、自社製品だけでなく、他社製品や書籍なども取り扱っているので嬉しいです。日本の本まである……！

初期設定だと恐らくポルトガル語ですが、英語も選べるので安心です。そこまで難しい英語ってなかった気がするし。
個人的な今までの経験からいうと、英語以外の言葉を直接日本語にグーグル翻訳するより、英語表示を日本語にグーグル翻訳する方が意味の通じる文脈になることが多いので、もしよろしければ参考になさってみてください。

毛糸選び

とりあえず、絶対欲しかったのが、Retrosaria Mondimの307番色です。
わたしの基本カラーといっても過言ではないチャコールグレー。以前にも靴下を編んでいますね。

それから、MondimとVovó（óを変換で出すのが大変なので、以下Vovo）の色見本。
プロジェクトバッグ数枚。

あとは細々と購入したのですが、ここで疑問が。

輸入でわからなかった点

個人輸入で関税がかからないのが16,666円までということまでは知っていましたが、

• この16,666円には送料を含むのか？
• 送料を含むのだとしたら、どこまでの送料か？
  （ヨーロッパの空港ないし港までの送料なのか、それともわたしの家までの送料なのか？）
• ユーロで購入したものを日本円に換算する際に、いつのタイミングの、どのレートが使われるのか？
  （購入日時点でのレートか、日本での通関手続の日なのか。また、どこの銀行のレートか、TTMかTTSかTTBか？）

もし上記、おわかりになる方がいらっしゃいましたら教えてください……。

購入品紹介

とりあえず、ユーロのレートが140円くらいまで上昇しても大丈夫なようにレートは高めに、かつ、送料を16,666円の中に含んでいいかわからなかったのでとりあえず含む前提で計算してみたところ、16,666円は1ユーロ=140円の場合、119.04ユーロになりました。その範囲で毛糸代+送料を計算。ちょっとだけはみ出ましたが、8月頭現在、関税は請求されてないです。

一番安い送り方（追跡なし）でお願いしました。
7/13の午前中（日本時間）に発注し、7/22には自宅に到着。これ、船じゃなくてきっと航空便ですよね（ヨーロッパ～日本で船便の場合、船にある期間だけで3週間かかるイメージ）。

尚、公式サイトで英語で表示して発注しましたが、そこまで難しい英語の表現はなかった気がしますし、日本の通販とそんなに聞かれることは変わらないので、心配しなくて大丈夫ですよ。

Mondim

• 左上の緑： 103番色
• 左真ん中の段染め： 207番色
• 右上と右真ん中： 307番色
• 下の緑： 308番色

緑の靴下が欲しいと思っていたので、緑を2色購入しました。個人的には308番の深めの緑の方が好みですが、103番の方もおもちゃおもちゃしていない緑で、これはこれでいいです。常盤色っていうんでしょうか。色鉛筆とかクレヨンの「みどり」って感じ。

段染めは友人の靴下用。ピンクと緑と黒が好きとのことでしたのでドンピシャでした。

2玉購入した307番のチャコールグレーは、わたしの定番色です。気が付いたら、というか、いつもチャコールグレーの服ばかり着ています。
以前にも編んだことがありましたが、色が良かったので追加購入です。

Vovo

02番色を2玉購入しました。チャコールグレーですね。Mondimの307番色（上で2玉購入していたもの）と同じ色っぽいです。

作ってみたいものがあり、ゲージを取ったり手触りを確かめる用に購入してみました。

データは下記の通り。

• 100%ウール
• 針3.5mm～4.5mm
• ゲージ： 20-23目、28-32段

太さで言うとユザワヤのマンセル メリノレインボウとか、パピー クイーンアニーと同じくらい。並太っていうんでしょうか。
毛糸を持った感じだと、上記2つよりしっかりした糸という感じです。この感じは、丁度OpalのソックヤーンとMondimを比べた感じに似ています。

色見本

MondimとVovoの色見本を購入しました。

これ、日本の大きい会社さんの色見本とは違い、恐らく手で巻いてくださっていて、かつ色番号も手書きなんですよね。手作り感あって大変良き。
更に、Mondimは単色の他に段染め糸もあるのですが、段染め糸は長めに巻いてくださっているのもうれしいところです。

画面と実物だとどうしても色のイメージがずれたりするので、安くはない費用をかけて輸入するのであれば、実物を見ておきたいですよね。

尚、わたしはこういった色見本を眺めるのが好きで、大きな毛糸屋さんに行くと、ずっと色見本を眺めていたりします。

プロジェクトバッグ

Mondim、Vovo、Bruscaを1枚ずつ発注しました。

柄は選べないのですが、色柄のバランスが良いように入れてくださったんだと思います。

ポストカード

オシャレなポストカードを入れてくださっていました。
もう飾るしか。

おわりに

Retrosariaのサイトだけでも、気になる毛糸がまだまだあるので、今回注文したものを編み次第、次なる毛糸を購入したいところです。

あと、冒頭でも申し上げましたが、「個人輸入の免税限度額どこで計算されるか問題」、ご存じの方がいらっしゃいましたらご連絡いただけますと幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。