初めてPENTAXの一眼レフを購入した時のこと

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はじめに

私が初めてのボーナスで、初めての一眼レフとしてPENTAX K-30を購入した時のことと、その感想について記載していきます。

最初のカメラを検討する

さて、候補のカメラですが、

  1. PENTAX K-30(一眼レフ)
  2. RICOH GR(高級コンデジ)

でした。
ミラーレスも一応検討はしたのですが、2013年4月時点ではまだミラーレス辞退が一般に認知されて2~3年位しか経っていなかったので、長期で使用した際の耐久性が一眼レフに比べてどうなのかがいまいち読みきれず、当時の候補からは除外しています。

購入に際し、迷った点は下記。

  1. ズームレンズ付き
    →GRは35mm版換算で28mmの単焦点で、クロップ機能で35mm(のちに47mmも追加)にもなるものの、広角~標準レンズの域を出ず、旅行中など更に寄りたい場合もあるので、ここで大きくアドバンテージが下がりました。
  2. 多少濡れても安心
    →コンデジを水没させて故障させた経験があるので。K-30は防塵防滴。GRは防塵防滴ではなく、耐久性は未知。
  3. できれば軽いとうれしい
    →高級コンパクトのGRに大幅加点。K-30は交換レンズが軽いとカタログにあったため、加点。
  4. ミラーレスはまだ一般に認知されて2~3年だったので、長期で使用した場合の耐久性が一眼レフに比べてどうなのか? がいまいちわからない
    →FUJIFILM X-T1すら発表されていない時代。ここは当時はどうしようもなかった。
  5. 仲の良い先輩がPENTAXを使用していたため、何かあれば聞けるかもしれない
    →……という甘い期待も含め。

という基準により、PENTAX K-30を購入するに至りました。

今になって思うこと

私流のカメラを選ぶ基準

結局、当初候補に挙がったRICOH GRも同年中に購入しましたし、FUJIFILM X-T2のビギナー向け後続機であるX-T20も数年後に購入するに至りました。

結局、PENTAX K-30と、後に購入したK-S2では物足りなかったということになります。

2020年現在、当時の自分に声をかけるとするならば、

  1. どんな写真が撮りたいかを自分の中で固めた方が良い
  2. 交換レンズの重さだけでなく、本体の重さも含めて考えた方が良い
  3. 結局気になるものは、後々購入することになる

でしょうか。

カメラに求めるものは人によりけりだと思います。
例えば野鳥などを撮られる方にとっては、特に望遠域のレンズの性能やラインナップ重視になりうるでしょうし、フルサイズセンサーの搭載を重視されている方も、オートフォーカスの速さや正確さを重視される方も、当然いらっしゃるかと思います。

ただ後々になって、私は色を重視するタイプであること、特に淡い色のダイナミックレンジの豊かさを求めるタイプであることがわかってきました。
あと、PENTAXはレンズは軽いけれど本体が重めな傾向であることも、後々わかってきました。

それでもPENTAX K-30とK-S2を購入してよかったと思う点

その① 緑の発色が美しい

FUJIFILMやRICOH GRとは異なる方向性で、自然が鮮やかに写ることはメリットだと思うんですね。

ビビッドにすれば、赤のコントラストは途端に破綻します。
その変わり、緑の素晴らしさといったらないです。

FUJIFILMやRICOH GRシリーズとは真逆の個性を持ったカメラを使用することで、場面に分けてカメラを使い分けられるため、絵作りの選択肢が増えます。

その② 防塵防滴の一眼レフの手持ちがあるという安心感がある

なにせカメラを水没させて壊した経験のある人間ですので、ハードな条件下で使えるカメラがあるのは心強いです。

機材の有無でシャッターチャンスを逃すのはつらいですからね。

FUJIFILM X-T20(防塵防滴ではない)を購入する際に、上位機種であるX-T2(防塵防滴)とも迷ったのですが、防塵防滴が必要となるシーンではK-30かK-S2を使えばいいと割り切ったことで、新しく購入するFUJIFILMのカメラにはそこまでのスペックを求めなくてもよくなりました。
X-T20はX-T2を購入するよりお財布に優しかったですし、X-T2より小さくて軽いので、取り回しも楽です。良い買い物ができたと思います。

その③ 自分が求めるカメラが具体化した

次に購入したPENTAX K-S2の感想が一部混じるのですが、色の個性が強いことで、

「ここがもっとこうなってほしい!」

という希望が具体化したという点については良かったと思います。

これが、例えばいわゆる「フツー」のカメラ(どのカメラメーカーも、機種も、レンズも、それぞれ個別に個性に溢れていることは言うまでもないですが)を最初に購入してしまっていたら、恐らく自分がどんな画を求めているかもわからないまま、漠然と写真を撮り続けていたのではないかとも思います。また、もしFUJIFILMやRICOH GRシリーズを先に使用していたら、特に色合いについてどのような点が気に入っているのかいないのか、こうやって説明できなかったのではないかと思うのです。

そう考えると、悪い寄り道でもなかったのかなとも、今となっては思います。

おわりに

PENTAXユーザーの方には申し訳ありませんが、あくまで個人の好みの違いということで、ご容赦いただければと思います。

今改めてPENTAXをFUJIFILMやRICOHと同一の場面で使い分けてみたいという気持ちもあります。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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