はじめに
1年前に編んでたシリーズ。
Knitting Birdさんの靴下専用一期一会糸で靴下を編みました。
材料と道具
材料

Knitting Birdさんの靴下専用一期一会糸
大阪に旅行に行ったときに、天王寺のEYLULさんで購入しました。
ウール・コットン・ヤク・レーヨンの混紡というか引き揃えというか。
ヤクが入った毛糸で靴下を編むのは初めてです。
全体的にはチャコールグレーにブラウンが入っていて、ところどころに白いネップが入っています。
約320m/100gなので、一般的なソックヤーンの約400~420m/100g よりは太いというか重いですね。
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道具
クレイジートリオの2.75mmです。
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編んでいる途中のこと
目数段数
25.5cmを編んだんですが、いつもOpalのソックヤーンだと64目作るんですよね。
今回Opalよりやや太めなのと、糸自体に伸縮性がないので60目にしました。結果として、1段60目で良かった気がします。
ただ、この当時工業糸に対する知見が浅くて、工業糸は手芸用糸と仕上げが異なることを知りませんでした。どうやら編み機で編んでも大丈夫なように油を含ませていたり、風合いを出すための加工を行っていなかったりするので、水通しでゲージが変化するようです。
そのうちお話しますが、これを編んだ後に工業糸と触れ合う機会を多く作れたため、今現在は水通しで編地が縦に縮んで横に伸びるという性質というか個人的な編み癖があることを理解しています。
当時はこれを知らなかったがために、横幅は問題ないけど長さ方向に若干足りない靴下になってしまいました。
今回は少し残念だったけど、次に編む靴下ではきっと修正できるはず。
白ネップ
最初ほこりかと思ってちまちま取ってました。そしたらそういうデザインでした。危ない!
トウアップだからつま先あたりの白ネップがなくなってしまいましたが、つま先なので外から見えないのでまあいいです。
引き揃え糸の編みやすさ
これは想定外だったのですが、引き揃え糸って編みづらいです。
当たり前といえば当たり前か。
普段のOpalなんかの4plyの糸は、ほっそい糸が4本撚り合わさってねじられているんですよね。しかも4本ともに伸縮性があって同じ素材。
でも今回の糸はほっそい糸がねじられてなくて違う素材です。そして伸びない。
これがどう影響するかというと、普段のソックヤーンだと何も見ずに1本糸を拾えば、糸の拾い残しって原則として発生しないんですよね。また、4plyのうちの1本だけ引っ張りすぎちゃったとしても、残りの3本も伸縮性を持ち合わせているので、なんとなく他を引っ張ればなじませられる。
でも、今回のようにまったく素材が異なり、かつ伸縮性の低い糸だと、気を付けながら編まないと撚り合わさった糸のうち何本かしか拾えない場合があるんですよね。おまけに、拾い損なった糸は他の糸を引っ張っても残ってしまうし、何段か後で拾い残しに気付く場合もありました。
なので、「単色ソックヤーンにはないニュアンスを楽しめるものの、編むのに注意が必要な糸」というのが正直な感想です。
ただ色味としてはとっても好きで、黒を編むと目が疲れるけど、黒ではないギリギリの濃さ。そして手触りの良さ。とっても魅力的。
今回と同じ糸に巡り会えることは今後ないと思うのですが、継続ウォッチしていきたい銘柄です。
メモ
- Knitting Bird「靴下専用一期一会糸」ウール・コットン・ヤク・レーヨンの混紡、約320m/gを76.9g。
- 使用針:Addi クレイジートリオ 2.75mm。
- Judy式作り目で24目作り目→60目まで引き上げ増し目で増やす。
- 足先から14.2cmになるまで編む(足のサイズ:25.5cm。底部分で引き上げ増し目とメリヤス編みの段を繰り返し、底が50目になるまで編む。
- かかとは単色でラウンドヒール、引き返しは10目、ドイツ式引き返し編み。引き返さない目は10目。
- 脚は56段。
- ねじり1目ゴム編み14段、1目ゴム編み止め。
おわりに
実は靴下専用一期一会糸、色違いで3色買ったんですよね。以降に乞うご期待!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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